東京外国為替市場概況・10時 ドル円、小幅安

 26日の東京外国為替市場でドル円は小幅安。10時時点では151.28円とニューヨーク市場の終値(151.42円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。鈴木財務相が「行き過ぎた動きにあらゆる手段を排除せず適切に対応」と発言したこともあり151.31円まで下押したが反応は限られ、早朝高値に並ぶ151.44円付近まで買い戻された。しかし、東京仲値公表後は時間外の米10年債利回りが4.21%台まで低下したことが重しになり、10時過ぎには151.25円まで小幅ながら下値を広げた。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0842ドルとニューヨーク市場の終値(1.0837ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。米金利の低下で小高く推移し、昨日高値を僅かに上抜けたが値動きは限られている。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では164.03円とニューヨーク市場の終値(164.09円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。本邦株式市場も前日終値近辺を上下するなど、リスク選好・回避のどちらにも動くには材料不足で、164.00円近辺でもみ合い。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.25円 - 151.44円
ユーロドル:1.0835ドル - 1.0843ドル
ユーロ円:163.99円 - 164.15円

(松井)
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