11日の主な要人発言(時間は日本時間)

11日09:27 鍾山・中国商務相
「南アの貿易産業相と会談を持ち、両国間で経済と貿易の協力を強めることで一致した」
「サウジアラビアと米国との相互関税について話し合いをもった」

11日09:38 赤沢経済再生相
「ベッセント米財務長官が為替などを持ち出せば議論することになる」
「訪米時期は現時点では決まったことはない」

11日16:15 習・中国国家主席
「関税戦争に勝者はいない」

11日16:16 クキース・独財務相
「関税に関するEUと米国の交渉について、開かれた姿勢を取る必要がある」
「交渉が上手くいかない場合、対応する準備ができていることを米国側は知る必要」

11日17:14 中国財政省
「中国は、4月12日から、米国製品への追加関税を84%から125%に引き上げる」 
「米国の対中関税政策は間違っており、経済原則に反している」

11日17:19 赤沢経済再生相
「米関税協議では、何が我が国の国益にベストか、選択肢のなかで効果的なものあるか、最優先で取り組む」

11日19:41 ラガルドECB総裁
「特定の為替水準を目標においてはいない」
「あらゆる市場動向を注意深く見ている」
「市場は、秩序だって機能している」
「欧州中央銀行(ECB)は、必要ならば、ショックへの対応措置を講じる」
「共通予算制度もショックへの選択肢」

11日21:15 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「長期的なインフレ期待が上昇しているという証拠はまだ見当たらない」
「長期的なインフレ期待が上昇しないようにしなければならない」
「関税の影響はインフレが再び上昇することを示唆しており、我々の仕事はそれが長期的なインフレに転じないようにすること」

11日21:18 ナバロ米上級顧問
「日本と韓国との交渉は、ベッセント米財務長官が担当する」
「豪州、英国、日本、韓国とは協議が続いている」

11日22:28 コリンズ米ボストン連銀総裁
「現時点ではFRBはより長期にわたる政策維持が必要だと予想」
「関税はインフレ圧力を高めるだろう」
「経済見通しは景気後退ではなく、成長の鈍化」
「関税の影響で今年のインフレ率は3%を大きく上回ると予想」

11日23:50 ムサレム米セントルイス連銀総裁
「今年の成長率はトレンドを下回る見込み」
「関税が実施されればインフレ上昇リスクが生じるが、それが数カ月、四半期、あるいは数年になるかは分からない」
「全体として金融情勢は引き締まっている」
「金融引き締め状態が数カ月続けば経済活動に影響を与えるだろう」

12日00:09 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「関税により、今年のインフレ率は3.5-4%に上昇すると予想」
「失業率は今年4.5-5%に上昇すると予想」
「成長率は今年1%に鈍化すると予想」
「インフレ期待を安定させることが非常に重要」
「関税は不確実性の大きな要因である」

12日02:38 ホワイトハウス
「財務長官は債券市場を非常に注視している」
「トランプ大統領は90日が経過する前に合意が成立することを期待」
「90日の期限を迎えた時点で、トランプ大統領は決定を下すだろう」

※時間は日本時間


(中村)
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