28日香港株=買い先行か、連休前に持ち高調整の動きも

 28日の香港市場は前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、買い先行で始まるか。27日のNY株式相場は反発。米国経済のソフトランディング見通しが強まる中、前日までダウ平均とS&P500が3日続落したことで押し目買いが強まった。四半期末の持ち高調整で大きく上昇したエヌビディアなどが下落した一方、公益、不動産などの出遅れ株が大幅高となったことも相場を押し上げた。

 ただ、香港市場は29日-4月1日がイースターで休場となることから、連休を前に持ち高調整の売りが相場の重しとなる可能性がある。一方、決算発表がピークを迎えており、業績を手掛かりに個別物色の動きが活発となりそうだ。28日は中国建設銀行(00939)や中国銀行(03988)、SMIC(00981)などが2023年12月本決算を発表する。

 27日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を下回って引けた半面、テンセント(00700)や美団(03690)、アリババ集団(09988)が上回って引けた。
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