ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では151.78円と22時時点(151.85円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。3月ADP全米雇用報告の上振れをきっかけに円売り・ドル買いが先行。23時前に一時151.95円まで上昇し、3月27日に付けた34年ぶりの高値151.97円に迫った。
 ただ、3月米ISM非製造業指数が51.4と予想の52.7を下回ったことが伝わると失速した。一時は4.4274%前後と昨年11月以来の高水準を付けた米10年債利回りが上昇幅を縮めたことも相場の重しとなり、151.65円付近まで下押しした。

 ユーロドルはしっかり。24時時点では1.0823ドルと22時時点(1.0778ドル)と比べて0.0045ドル程度のユーロ高水準だった。予想を下回る米ISM非製造業指数をきっかけに全般ドル売りが優勢になると、一時1.0824ドルまで値を上げた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.37まで低下した。

 ユーロ円は底堅い。24時時点では164.27円と22時時点(163.66円)と比べて61銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入ると一時164.31円まで値を上げた。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時191.63円、豪ドル円は99.41円、NZドル円は90.94円、カナダドル円は112.32円、スイスフラン円は167.60円、メキシコペソ円は9.17円まで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.44円 - 151.95円
ユーロドル:1.0764ドル - 1.0824ドル
ユーロ円:163.07円 - 164.31円


(中村)
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