東京外国為替市場概況・17時 ドル円 強含み

 11日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。17時時点では153.13円と15時時点(152.97円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。昨日の予想比上振れた3月米CPIをきっかけとしたドル高の流れが継続。16時過ぎには153.21円まで本日レンジの上限を広げた。しかしながら、昨日つけた約34年ぶりの高値153.24円を前にして上昇は一服している。

 ユーロドルは下げ渋り。17時時点では1.0743ドルと15時時点(1.0742ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。欧州勢の参入とともにドル買いが再燃すると、昨日安値1.0729ドルを割り込んで1.0727ドルまでユーロ安ドル高が進んだ。もっとも、欧州中央銀行(ECB)の政策イベントを今晩に控えて一方的なユーロ売りともならず、一巡後は1.0740ドル台まで切り返した。
 ポンドドルも買い戻しが先行し、1.2532ドルを本日安値に1.2566ドル付近まで持ち直した。

 ユーロ円は底堅い。17時時点では164.51円と15時時点(164.32円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ドル円に追随する形で164.50円台に乗せ、その後もユーロドルの切り返しが支えとなり下値が堅かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.76円 - 153.21円
ユーロドル:1.0727ドル - 1.0749ドル
ユーロ円:164.14円 - 164.59円


(小針)
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