東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 11日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では152.83円とニューヨーク市場の終値(153.16円)と比べて33銭程度のドル安水準だった。神田財務官が「行き過ぎた動きにはあらゆる手段排除せず適切な手段をとる」などと発言すると売りが先行する場面が見られたが、強い口調ではなかったため、売りの勢いは続かず。その後はやや下げ渋るも戻りの鈍さが目立ち、10時前には152.80円まで下落してわずかに本日安値を更新した。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では164.18円とニューヨーク市場の終値(164.54円)と比べて36銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が売られたほか、日経平均が安く寄り付くと、164.16円まで下落。その後の戻りも鈍く、164.20円を挟んでの安値もみ合いとなった。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0742ドルとニューヨーク市場の終値(1.0743ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の下げに連れて1.0738ドルまで下押すも一時的となり、1.0740ドル台で方向感が定まらなかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.80円 - 153.17円
ユーロドル:1.0738ドル - 1.0746ドル
ユーロ円:164.16円 - 164.59円

(川畑)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。