ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上げ幅拡大

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上げ幅拡大。2時時点では152.93円と24時時点(152.77円)と比べて16銭程度のドル高水準。米10年債利回りが昨年11月以来となる4.52%台まで上昇するなど、米金利の動きに連れてドル買いが継続。ドル円は目立った下押しもほぼなく2時前には152.97円まで上げ幅を拡大した。

 ユーロドルは弱含み。2時時点では1.0736ドルと24時時点(1.0753ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロドルも下げ幅を広げ1時半過ぎに1.0729ドルまで弱含んだ。また、ポンドドルは1.2520ドル、豪ドル/ドルは0.6499ドルまで売られ、ドルが全面高となっている。
 なお、ドル/カナダドルは昨年11月以来となる1.3701カナダドルまで上昇。マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁が会見で「6月利下げは可能性の範囲内」「予想通りの展開になれば、利下げが適切になるだろう」などと発言したこともカナダドル売りを促した。
 
 ユーロ円はもみ合い。2時時点では164.18円と24時時点(164.27円)と比べて9銭程度のユーロ安水準。ユーロドルが下げ幅を広げると164.09円付近まで弱含んだが、ドル相場となっていることもあり一方的な動きにはならず164円前半でもみ合い。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.68円 - 152.97円
ユーロドル:1.0729ドル - 1.0867ドル
ユーロ円:164.03円 - 164.99円

(松井)
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