ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、弱含み

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。24時時点では151.65円と22時時点(151.77円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.36%台まで低下すると全般ドル売りが先行。欧米株価の下落に伴うリスク・オフの円買いも入ると、23時30分過ぎに一時151.57円と日通し安値を付けた。

 ユーロドルは頭が重かった。24時時点では1.0857ドルと22時時点(1.0880ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0885ドルと日通し高値を付けたものの、ユーロ円の急落をきっかけにユーロ売り・ドル買いが出ると1.0853ドル付近まで上値を切り下げた。

 ユーロ円はさえない。24時時点では164.65円と22時時点(165.12円)と比べて47銭程度のユーロ安水準。22時前に一時165.17円と日通し高値を付けたものの、3月20日に付けた2008年以来の高値165.35円がレジスタンスとして働くと失速した。高く始まった米国株相場が下げに転じたことも相場の重しとなり、24時前に一時164.55円と日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.57円 - 151.93円
ユーロドル:1.0849ドル - 1.0885ドル
ユーロ円:164.55円 - 165.17円

(中村)
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