ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では151.53円と22時時点(151.65円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。3月米雇用統計の上振れをきっかけに全般ドル買いが先行すると一時151.75円と日通し高値を付けたものの、前日の高値151.77円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の重し。政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い中、3月27日に付けた34年ぶりの高値151.97円もレジスタンスとして意識される。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0818ドルと22時時点(1.0810ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。22時過ぎに一時1.0791ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。一時は4.3996%前後まで上昇した米10年債利回りが4.33%台まで上昇幅を縮めたことも相場を下支えした。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では163.93円と22時時点(163.93円)とほぼ同水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.81円 - 151.75円
ユーロドル:1.0791ドル - 1.0848ドル
ユーロ円:163.49円 - 164.22円


(中村)
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