NYマーケットダイジェスト・19日 ダウ・S&P500・金、史上最高値
(19日終値)
ドル・円相場:1ドル=142.63円(前営業日比△0.34円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.20円(△1.00円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1162ドル(△0.0043ドル)
ダウ工業株30種平均:42025.19ドル(△522.09ドル)
ナスダック総合株価指数:18013.98(△440.68)
10年物米国債利回り:3.71%(△0.01%)
WTI原油先物10月限:1バレル=71.95ドル(△1.04ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2614.6ドル(△16.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4-6月期米経常収支
2668億ドルの赤字 2410億ドルの赤字・改
9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
1.7 ▲7.0
前週分の米新規失業保険申請件数
21.9万件 23.1万件・改
8月米景気先行指標総合指数
(前月比) ▲0.2% ▲0.6%
8月米中古住宅販売件数
(前月比) ▲2.5% 1.5%・改
(年率換算件数)386万件 396万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反発。前週分の米新規失業保険申請件数や9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より強い内容だったことを受けて、円売り・ドル買いが先行。22時過ぎに一時143.77円付近まで値を上げた。
ただ、アジア時間に付けた日通し高値143.95円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。一時は3.76%台まで上昇した米10年債利回りが3.71%台まで上昇幅を縮めたことも相場の重しとなり、5時30分前に142.53円付近まで下押しした。明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前にポジション調整目的の売りが出た面もあったようだ。
結局、東京午前に付けたレンジ(安値141.89円、高値143.95円)内での方向感に乏しい展開となった。
・ユーロドルは続伸。欧州市場では独株式指数(DAX)が史上最高値を更新するなど、欧州株相場が堅調に推移したことでリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが進行。前日に米連邦準備理事会(FRB)が大幅利下げを決めたのを受けて、ユーロ買い・ドル売りが入りやすい面もあり、19時前に一時1.1179ドルと日通し高値を付けた。
NY市場では米経済指標が良好な内容となったことなどが相場の重しとなり、1.1117ドル付近まで下押しする場面もあったが、売りが一巡すると再び強含む展開に。米金利が上昇幅を縮めたことにつれて1.1168ドル付近まで持ち直している。
・ユーロ円は反発。欧州時間に一時159.97円と4日以来の高値を付けたものの、NY市場に入ると徐々に上値が重くなった。24時前には158.83円付近まで上値を切り下げた。
米株式市場ではダウ平均やS&P500が史上最高値を更新し、日経平均先物は800円超上昇したものの、相場の反応は限定的だった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに大幅反発し、史上最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。米大幅利下げが景気を支えるとの期待が高まり、主力株に買いが集まった。また、この日公表された米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となり、景気の先行きに対する楽観的な見方が広がったことも相場を下支えした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も大幅反発し、7月16日以来約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。前週分の米新規失業保険申請件数などが予想より強い内容となったことを受けて売りが先行したものの、引けにかけては下げ渋った。前日のFOMCの大幅利下げにくわえ、年内に追加利下げが実施される予想となっていることから、徐々に買い戻しが入った。
・原油先物相場は反発。FOMCの大幅利下げを受けて、景気下支え効果からエネルギー需要も改善するとの期待が高まった。また、この日公表された新規失業保険申請件数が予想より強い結果となり、景気の先行きに対する楽観的な見方が広がったことも相場を下支えした。
・金先物相場は続伸し、過去最高値を更新した。昨日のFOMCによる大幅利下げにくわえ、年内に追加利下げが実施される予想となっていることから、金利を生まない資産である金に資金が向かった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=142.63円(前営業日比△0.34円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.20円(△1.00円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1162ドル(△0.0043ドル)
ダウ工業株30種平均:42025.19ドル(△522.09ドル)
ナスダック総合株価指数:18013.98(△440.68)
10年物米国債利回り:3.71%(△0.01%)
WTI原油先物10月限:1バレル=71.95ドル(△1.04ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2614.6ドル(△16.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4-6月期米経常収支
2668億ドルの赤字 2410億ドルの赤字・改
9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
1.7 ▲7.0
前週分の米新規失業保険申請件数
21.9万件 23.1万件・改
8月米景気先行指標総合指数
(前月比) ▲0.2% ▲0.6%
8月米中古住宅販売件数
(前月比) ▲2.5% 1.5%・改
(年率換算件数)386万件 396万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反発。前週分の米新規失業保険申請件数や9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より強い内容だったことを受けて、円売り・ドル買いが先行。22時過ぎに一時143.77円付近まで値を上げた。
ただ、アジア時間に付けた日通し高値143.95円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。一時は3.76%台まで上昇した米10年債利回りが3.71%台まで上昇幅を縮めたことも相場の重しとなり、5時30分前に142.53円付近まで下押しした。明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前にポジション調整目的の売りが出た面もあったようだ。
結局、東京午前に付けたレンジ(安値141.89円、高値143.95円)内での方向感に乏しい展開となった。
・ユーロドルは続伸。欧州市場では独株式指数(DAX)が史上最高値を更新するなど、欧州株相場が堅調に推移したことでリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが進行。前日に米連邦準備理事会(FRB)が大幅利下げを決めたのを受けて、ユーロ買い・ドル売りが入りやすい面もあり、19時前に一時1.1179ドルと日通し高値を付けた。
NY市場では米経済指標が良好な内容となったことなどが相場の重しとなり、1.1117ドル付近まで下押しする場面もあったが、売りが一巡すると再び強含む展開に。米金利が上昇幅を縮めたことにつれて1.1168ドル付近まで持ち直している。
・ユーロ円は反発。欧州時間に一時159.97円と4日以来の高値を付けたものの、NY市場に入ると徐々に上値が重くなった。24時前には158.83円付近まで上値を切り下げた。
米株式市場ではダウ平均やS&P500が史上最高値を更新し、日経平均先物は800円超上昇したものの、相場の反応は限定的だった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに大幅反発し、史上最高値を更新した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。米大幅利下げが景気を支えるとの期待が高まり、主力株に買いが集まった。また、この日公表された米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となり、景気の先行きに対する楽観的な見方が広がったことも相場を下支えした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も大幅反発し、7月16日以来約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。前週分の米新規失業保険申請件数などが予想より強い内容となったことを受けて売りが先行したものの、引けにかけては下げ渋った。前日のFOMCの大幅利下げにくわえ、年内に追加利下げが実施される予想となっていることから、徐々に買い戻しが入った。
・原油先物相場は反発。FOMCの大幅利下げを受けて、景気下支え効果からエネルギー需要も改善するとの期待が高まった。また、この日公表された新規失業保険申請件数が予想より強い結果となり、景気の先行きに対する楽観的な見方が広がったことも相場を下支えした。
・金先物相場は続伸し、過去最高値を更新した。昨日のFOMCによる大幅利下げにくわえ、年内に追加利下げが実施される予想となっていることから、金利を生まない資産である金に資金が向かった。
(中村)