NYマーケットダイジェスト・18日 株安・金利上昇・ドル買い戻し(1)
(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=142.29円(前営業日比▲0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.20円(▲0.07円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1119ドル(△0.0005ドル)
ダウ工業株30種平均:41503.10ドル(▲103.08ドル)
ナスダック総合株価指数:17573.30(▲54.76)
10年物米国債利回り:3.70%(△0.06%)
WTI原油先物10月限:1バレル=70.91ドル(▲0.28ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2598.6ドル(△6.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) 14.2% 1.4%
8月米住宅着工件数
135.6万件 123.7万件・改
建設許可件数
147.5万件 140.6万件・改
米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利
4.75-5.00%に引き下げ 5.25-5.50%
7月対米証券投資動向
短期債を含む 1565億ドル 920億ドル・改
短期債を除く 1354億ドル 805億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小反落。米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅利下げを決めたと発表。FOMC直前の金利先物市場は0.50%の利下げを6割、0.25%の利下げを4割織り込んでいたが、エコノミストの多くは0.25%の利下げを予想していたため、結果公表後はドル売りで反応した。3時30分頃には一時140.45円と日通し安値を更新した。
なお、同時に公表されたFOMCメンバーによる金利見通し(ドット・チャート)では、2024年末時点の中央値が4.375%、25年末時点が3.375%、26年末時点が2.875%となり、年内残り2回の会合で0.50%の追加利下げの可能性が示唆された。一方、長期金利見通しは2.875%と前回の2.750%から上方修正された。
ただ、前日の安値140.32円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。パウエルFRB議長がFOMC後の会見で「FRBが急いでいることを示唆する予測は何もない」「適切であれば、利下げを早めたり遅らせたり、一時停止したりする」と述べたほか、「0.50%の利下げは後手に回らないという決意のサイン、新たなペースと見なすべきではない」と話すと、ドルを買い戻す動きが活発化。一時は3.63%台まで低下した米10年債利回りが3.71%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、5時前に142.71円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは小幅ながら反発。FOMCの大幅利下げを受けて一時1.1189ドルと8月27日以来の高値を付けたものの、同日高値1.1191ドルや8月26日の高値1.1202ドルがレジスタンスとして働くと失速した。パウエルFRB議長が今後の利下げ方針について「0.50%の利下げが新しいペースだとみるべきではない」と話し、市場が大幅利下げの継続を過度に期待しないようけん制したこともドル買い戻しを誘った。5時前には一時1.1097ドルと日通し安値を付ける場面があった。
・ユーロ円は3日ぶりに小反落。FOMC結果公表を前に様子見ムードが広がり、しばらくは157円台後半でのもみ合いが続いた。結果が伝わると157.13円付近まで下落したものの、すぐに買い戻しが優勢となり158.37円と本日高値を更新した。ドル円につれた動きとなった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=142.29円(前営業日比▲0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.20円(▲0.07円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1119ドル(△0.0005ドル)
ダウ工業株30種平均:41503.10ドル(▲103.08ドル)
ナスダック総合株価指数:17573.30(▲54.76)
10年物米国債利回り:3.70%(△0.06%)
WTI原油先物10月限:1バレル=70.91ドル(▲0.28ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2598.6ドル(△6.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) 14.2% 1.4%
8月米住宅着工件数
135.6万件 123.7万件・改
建設許可件数
147.5万件 140.6万件・改
米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利
4.75-5.00%に引き下げ 5.25-5.50%
7月対米証券投資動向
短期債を含む 1565億ドル 920億ドル・改
短期債を除く 1354億ドル 805億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小反落。米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅利下げを決めたと発表。FOMC直前の金利先物市場は0.50%の利下げを6割、0.25%の利下げを4割織り込んでいたが、エコノミストの多くは0.25%の利下げを予想していたため、結果公表後はドル売りで反応した。3時30分頃には一時140.45円と日通し安値を更新した。
なお、同時に公表されたFOMCメンバーによる金利見通し(ドット・チャート)では、2024年末時点の中央値が4.375%、25年末時点が3.375%、26年末時点が2.875%となり、年内残り2回の会合で0.50%の追加利下げの可能性が示唆された。一方、長期金利見通しは2.875%と前回の2.750%から上方修正された。
ただ、前日の安値140.32円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。パウエルFRB議長がFOMC後の会見で「FRBが急いでいることを示唆する予測は何もない」「適切であれば、利下げを早めたり遅らせたり、一時停止したりする」と述べたほか、「0.50%の利下げは後手に回らないという決意のサイン、新たなペースと見なすべきではない」と話すと、ドルを買い戻す動きが活発化。一時は3.63%台まで低下した米10年債利回りが3.71%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、5時前に142.71円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは小幅ながら反発。FOMCの大幅利下げを受けて一時1.1189ドルと8月27日以来の高値を付けたものの、同日高値1.1191ドルや8月26日の高値1.1202ドルがレジスタンスとして働くと失速した。パウエルFRB議長が今後の利下げ方針について「0.50%の利下げが新しいペースだとみるべきではない」と話し、市場が大幅利下げの継続を過度に期待しないようけん制したこともドル買い戻しを誘った。5時前には一時1.1097ドルと日通し安値を付ける場面があった。
・ユーロ円は3日ぶりに小反落。FOMC結果公表を前に様子見ムードが広がり、しばらくは157円台後半でのもみ合いが続いた。結果が伝わると157.13円付近まで下落したものの、すぐに買い戻しが優勢となり158.37円と本日高値を更新した。ドル円につれた動きとなった。
(中村)