欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、売り優勢

 12日の欧州外国為替市場でユーロドルは売り優勢。20時時点では1.0647ドルと17時時点(1.0684ドル)と比べて0.0037ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ期待を手掛かりとした売りの流れが継続。2月14日安値1.0695ドルを明確に下抜けたことで一段安を期待した売りも重なり、一時1.0644ドルと昨年11月3日以来の安値を付けた。

 ユーロ円は一段安。20時時点では163.18円と17時時点(163.73円)と比べて55銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれたほか、日米株価指数先物が下落していることでリスク回避の円買い・ユーロ売りも活発化。一時163.18円まで売り込まれている。
 なお、ポンド円は191.10円、豪ドル円は99.48円、NZドル円は91.31円までそれぞれ下値を広げている。

 ドル円は20時時点では153.26円と17時時点(153.24円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。ストレート通貨でのドル買いとクロス円での円買いの影響を同時に受けたため方向感が出ていない。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:152.97円 - 153.39円
ユーロドル:1.0644ドル - 1.0730ドル
ユーロ円:163.18円 - 164.47円

(越後)
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