16日の主な要人発言(時間は日本時間)

16日08:59 鈴木財務相
「(為替相場について)しっかり注視していく」
「必要に応じて対応していく」
「G20で為替を明示的に取り上げた議題は設定されていない」

16日09:18 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「インフレデータに驚くべき点はない」
「 不必要な緊急性に対して警告を発する」
「過度に強い、あるいは弱い政策対応に対して注意を促す」
「インフレ目標達成の確信が持てるまで政策対応を控えるべき」

16日10:00 林官房長官
「為替市場の動向を注視しつつ万全の対応を行いたい」
「為替介入について具体的見解を言うことは差し控える」

16日15:25 習近平・中国国家主席
(北京でのショルツ独首相との会談で)
「中国とドイツはウィンウィン協力の大きな可能性を秘めている」
「互恵協力はリスクではなく、安定した二国間関係を保証するもの」
「両国は保護主義を警戒し、生産能力の問題を客観的に検討すべき」

16日17:12 レーン・フィンランド中銀総裁
「インフレ(低下)の後退がなければ6月利下げ」
「6月の評価でインフレが目標に向かって収束していることが確認されれば、利下げする可能性がある」
「これは、地政学やエネルギー価格などでさらなる後退が起こらないことを前提としている」
「今後の金利決定により、政策が必要な限り十分に制限的なものとなることが保証される」

16日16:19 ロンバルデリ次期(英中銀、BOE)副総裁
「欧州の金利は米国よりも先に低下する公算が大きい」

16日22:07 ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長
「インフレ長期化なら高金利の維持も長期化へ」
「金利据え置きでもインフレ低下を予想」

16日22:08 イエレン米財務長官
「米国のインフレはピークから大幅に低下した、ただしまだやることがある」

16日22:53 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「大きなサプライズがない限り、ECBは近く利下げするだろう」
「ECBは原油価格を注意深く監視」
「2%のインフレへの道は険しいだろう。金利低下は直線的ではない」
「ディスインフレのプロセスはECBの想定通り推移」
「利下げの道をあらかじめ約束しているわけではない」
「まだ大きな不確実性が存在する」
「ECBは慎重になる必要があり、我々の見解を確認するためにデータを検討する必要がある」
「ECBは為替レートをターゲットにしていない」

17日01:51 ビルロワドガロー仏中銀総裁
「大きな衝撃がない限り、ECBは6月6日に利下げするだろう」
「地政学リスクがコアインフレに影響を与える場合、ECBは調整する可能性がある」
「中東情勢を注意深く監視する」
「利下げペースはデータによって決定される」
「2024年、2025年には追加利下げが必要になるだろう」

17日02:09 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「世界経済に関して非常に心強い兆しがある」
「英国は完全雇用」

17日02:19 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「利下げの決定に時間をかけるのは賢明」
「経済は過熱していないが、もし過熱しているなら対処可能」

17日02:28 マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
「インフレに関して引き続き正しい方向に進んでいる」
「コアインフレの低下は物価圧力緩和を示唆」

17日02:32 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「労働市場は引き続き非常に堅調」
「過去1年の米国経済は本当に非常に好調だった」
「最近のデータはインフレに関してさらなる進展が見られないことを示している」
「米労働市場はより良いバランスに向かいつつある」
「賃金圧力は徐々に緩和し続ける」
「確信を得るまでにはさらに時間がかかる可能性が高い」
「政策の実行にさらに時間がかかるのは適切」

※時間は日本時間


(中村)
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