ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下落

 17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下落。2時時点では154.27円と24時時点(154.65円)と比べて38銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが22時頃につけた4.606%前後を下抜け、4.58%台まで低下幅を拡大。米連邦準備理事会の金融政策の影響を受けやすい米2年債利回りも4.91%台まで低下した。日米韓財務大臣会合に係る共同声明「既存のG20のコミットメントに沿って、外国為替市場の動向に関して引き続き緊密に協議」との内容も伝わるなか、ドル円は154円半ばから154.26円まで下振れ。売りの勢いが緩む場面もあったが反発力は限られ、2時過ぎには154.19円まで安値を更新した。

 ユーロドルはじり高。2時時点では1.0649ドルと24時時点(1.0635ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下によるドル弱含みから、ユーロドルは22時台につけた1.0653ドルや昨日高値1.0654ドルを上回り、1.0656ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円はもみ合い。2時時点では164.29円と24時時点(164.48円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落とユーロドルのじり高に挟まれて上下。次第にドル円の下落による円買いの影響を強めた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.19円 - 154.73円
ユーロドル:1.0606ドル - 1.0656ドル
ユーロ円:163.93円 - 164.75円

(関口)
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