東京外国為替市場概況・15時 ドル円、底堅い

 18日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では154.28円と12時時点(154.13円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。神田財務官の発言「為替はG7の議題ではなかった」などを背景に、14時過ぎには154.36円前後まで買い戻された。ただ一巡後は本日のG20財務相・中央銀行総裁会議への警戒感などから154.20円台で伸び悩んだ。
 なお、ハト派の野口日銀審議委員は追加利上げに関して、「経済状況次第であり、今年中にやるつもりはない、と言うつもりはない」と述べた。

 ユーロ円は強含み。15時時点では164.79円と12時時点(164.58円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。ダウ先物が上昇し、また三桁高で推移の日経平均株価を眺め、164.86円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは小幅高。15時時点では1.0681ドルと12時時点(1.0678ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りの低下やユーロ円の上昇にも支えられ、1.0684ドルまで日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.96円 - 154.41円
ユーロドル:1.0664ドル - 1.0684ドル
ユーロ円:164.36円 - 164.86円

(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。