今日の株式見通し=軟調か 米長期金利の上昇が重荷に

 東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は22ドル高の37775ドルで取引を終えた。序盤では強く買われる場面もあったが、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁からタカ派的な発言が出てきたことなどから長期金利が上昇。テスラなどグロース株の一角が弱く、中盤以降は失速した。ドル円は足元154円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて380円安の37790円、ドル建てが350円安の37820円で取引を終えた。引け後に決算を発表したネットフリックスは時間外で大きく下落している。

 ダウ平均はプラスで終えたが、全般的に引け味は悪かった。米金利の上昇やネットフリックスの時間外の下落はグロース株にとって逆風となる。今週の日経平均はきのう18日は上昇したが下押し圧力の強い地合いが続いており、売りに押されることになるだろう。来週からは3月決算企業の業績発表がスタートすることから、下に値幅が出れば押し目は拾われるとみる。安く始まって売りが一巡した後は、売買自体が手控えられて方向感に欠ける動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは37600円-38200円。
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