欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 もみ合い

 19日の欧州外国為替市場でドル円はもみ合い。22時時点では154.53円と20時時点(154.53円)とほぼ同水準だった。中東の地政学リスクを手がかりとしたリスクオフの動きが後退し底堅い動きとなるも、東京タイム午前につけた高値154.67円を試す動きには持ち込めず20時過ぎには高値圏の154円半ばでこう着相場が続いている。本日のNY市場では主な経済指標の発表もなく手がかりは乏しい。引き続き中東情勢のヘッドラインに注目。

 ユーロドルは小高い。22時時点では1.0665ドルと20時時点(1.0647ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。今週、16日に1.0601ドル、17日に1.0606ドル、そして本日は1.0611ドルを安値に下げ渋り、いったん1.06ドル近辺で底堅さが確認できたことも下支えとなるなか、対円以外の主要通貨に対しややドル売りに傾いたこともあり、1.0674ドルまで高値を更新した。ポンドドルは1.2464ドル、豪ドル/ドルは0.6427ドルまで上値を切り上げた。

 ユーロ円は22時時点では164.81円と20時時点(164.53円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が高値圏でもみ合い相場が続くなか、ユーロドルの上昇につられ164.96円までレンジ上限を広げ、昨日の高値を上回った。日経平均先物が大幅上昇していることも下支えとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.59円 - 154.67円
ユーロドル:1.0611ドル - 1.0674ドル
ユーロ円:163.02円 - 164.96円

(金)
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