2日香港株=軟調か、様子見ムードや利益確定売りで 本土は休場

 休場明け2日の香港市場は軟調か。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利が据え置かれ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が記者会見で次の一手は利上げではないだろうと発言したが、3日には米雇用統計が控えており、結果を見極めようと様子見ムードが広がりそうだ。また、ハンセン指数は4月30日まで7営業日続伸し、昨年11月23日以来、5カ月超ぶりの高値水準とあって、利益確定の売りも予想される。

 一方、中国では不動産購入規制を撤廃する動きが続いているほか、商務部など7部門が自動車買い替え策の細則を発表していることは追い風。ただ、本土市場は5月1日から労働節(メーデー)の5連休に入っているとあって、勢いは限られそうだ。

 1日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダック総合が下落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、蔚来集団(09866)が大きく上げた一方、テンセント(00700)やアリババ集団(09988)は下げている。
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