東京外国為替市場概況・15時 ドル円、失速

 2日午後の東京外国為替市場でドル円は失速。15時時点では143.70円と12時時点(144.00円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。13時前に144.19円まで上昇したものの、「イスラエルが数日以内に重大な報復を計画」との一部報道が伝わると、日経平均株価の900円超の下落に連れて、143.53円付近まで下押しした。

 ユーロ円は一転下落。15時時点では158.95円と12時時点(159.35円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇に連れて一時159.62円まで上値を伸ばしたものの、中東情勢の緊迫化を受けて、一時158.71円まで弱含んだ。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では1.1062ドルと12時時点(1.1066ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。中東情勢の緊迫化を受けて、1.1054ドルまで下値を広げた。
 NZドルは一時、対ドルで0.6313米ドル、対円で90.96円まで上げ幅を伸ばしたものの、中東の地政学リスクへの警戒感から、上値を切り下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.43円 - 144.19円
ユーロドル:1.1054ドル - 1.1074ドル
ユーロ円:158.71円 - 159.62円


(山下)
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