東京外国為替市場概況・12時 ドル円、じり高

 2日の東京外国為替市場でドル円はじり高。12時時点では144.00円とニューヨーク市場の終値(143.57円)と比べて43銭程度のドル高水準だった。規制緩和を好感した中国の不動産株指数急騰や香港株の堅調が支援となり、144.03円まで上値を広げた。時間外取引の米10年債利回りがNY引けの水準を下回ったところからプラス圏へ小幅ながら浮上したことや、赤沢経済再生相が「石破首相が金利引き上げに前向きというのは正しくない」と発言したことも支えとなったか。昨日NY入りにかけて急落し始めて以降の値幅をおおむね取り戻した。

 ユーロ円も底堅い。12時時点では159.35円とニューヨーク市場の終値(158.90円)と比べて45銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に円安方向へ傾斜。本邦勢が参入して以降の円売り地合いが持続し、一時159.40円まで上昇した。

 ユーロドルは12時時点では1.1066ドルとニューヨーク市場の終値(1.1068ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.43円 - 144.03円
ユーロドル:1.1063ドル - 1.1074ドル
ユーロ円:158.75円 - 159.40円

(関口)
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