ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上昇一服

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服。2時時点では143.78円と24時時点(143.53円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。NY序盤からのドル買いの流れが続くなか、ダウ平均が上昇したことも追い風となり、一時143.90円台まで上昇。ただ、節目の144円を前に上昇が一服すると伸び悩んだ。
 なお、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁からは「関税により、今年のインフレ率は3.5-4%に上昇すると予想」「関税は不確実性の大きな要因である」などの発言が伝わっている。

 ユーロドルは下げ渋り。2時時点では1.1305ドルと24時時点(1.1338ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ安水準だった。ドル買いの流れを受けて軟調に推移すると、1時過ぎに1.1270ドル台まで下押し。ただ、売りが一巡するとやや下げ幅を縮小する動きとなった。

 ユーロ円も下げ渋り。2時時点では162.54円と24時時点(162.73円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円以上にユーロドルの値動きの影響を受け、162.30円台まで下押し後に162.60円前後まで持ち直した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.07円 - 144.64円
ユーロドル:1.1191ドル - 1.1473ドル
ユーロ円:161.31円 - 163.13円


(川畑)
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