米国債市場概況・2日 10年物国債利回り、4.58%に低下

 2日の米国債券相場で長期ゾーンは続伸。表面利率4.000%の10年物国債利回りは前営業日比0.05%低い(価格は高い)4.58%で終えた。1-3月期米単位労働コスト速報値や前週分の米新規失業保険申請件数などが予想より強い内容となったことが分かると売りが先行したものの、そのあとは買い戻しが優勢となった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)やその後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見内容が「警戒したほどタカ派的ではなかった」との見方から、買いが入りやすかった。

(中村)
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