ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下値堅い
3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が堅い。24時時点では152.89円と22時時点(152.20円)と比べて69銭程度のドル高水準だった。4月米雇用統計が予想より弱い内容だったことが分かると米長期金利の低下とともにドル売りが先行。21時30分過ぎに一時151.86円と4月10日以来の安値を付けた。
ただ、151円台では押し目を拾いたい向きは多く、売り一巡後は下げ渋る展開となった。23時発表の4月米ISM非製造業景況指数は49.4と予想の52.0を下回った一方、仕入れ価格指数は59.2と予想の55.0を上回り、コスト上昇ペースの加速が示唆された。米長期金利が低下幅を縮小するとドル買い戻しが優勢となり、153.07円付近まで持ち直した。
なお、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事は「データ次第では、追加利上げの用意がある」「見通しには依然として多くの上振れリスクがある」との考えを改めて示した。
ユーロドルは行って来いの展開。24時時点では1.0766ドルと22時時点(1.0793ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用統計発表後に一時1.0811ドルと4月10日以来の高値を付けたものの、ISM非製造業指数発表後には1.0752ドル付近まで失速した。
ユーロ円は強含み。24時時点では164.61円と22時時点(164.28円)と比べて33銭程度のユーロ高水準。ドル円の持ち直しにつれた買いが入った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.86円 - 153.79円
ユーロドル:1.0724ドル - 1.0811ドル
ユーロ円:164.02円 - 164.97円
(中村)
ただ、151円台では押し目を拾いたい向きは多く、売り一巡後は下げ渋る展開となった。23時発表の4月米ISM非製造業景況指数は49.4と予想の52.0を下回った一方、仕入れ価格指数は59.2と予想の55.0を上回り、コスト上昇ペースの加速が示唆された。米長期金利が低下幅を縮小するとドル買い戻しが優勢となり、153.07円付近まで持ち直した。
なお、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事は「データ次第では、追加利上げの用意がある」「見通しには依然として多くの上振れリスクがある」との考えを改めて示した。
ユーロドルは行って来いの展開。24時時点では1.0766ドルと22時時点(1.0793ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用統計発表後に一時1.0811ドルと4月10日以来の高値を付けたものの、ISM非製造業指数発表後には1.0752ドル付近まで失速した。
ユーロ円は強含み。24時時点では164.61円と22時時点(164.28円)と比べて33銭程度のユーロ高水準。ドル円の持ち直しにつれた買いが入った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.86円 - 153.79円
ユーロドル:1.0724ドル - 1.0811ドル
ユーロ円:164.02円 - 164.97円
(中村)