ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、軟調続く

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は引き続き軟調な展開。2時時点では153.78円と24時時点(154.07円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。政府・日銀が4月29日に続き、前日1日にも為替介入に踏み切ったとの観測が浮上する中、全般的な円買いの流れが継続すると、153.49円まで下落した。米10年債利回りが4.58%台まで低下したことも重しとなった。ただ、153円台半ばでの底堅さを確認すると、その後153.80円台までやや値を戻した。

 ユーロドルは下げ渋り。2時時点では1.0716ドルと24時時点(1.0688ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下をながめ、一時1.0722ドル付近まで値を上げて本日高値に接近した。

 ユーロ円も下げ渋り。2時時点では164.80円と24時時点(164.68円)と比べて12銭程度のユーロ高水準。ドル円が下落した影響を受け、一時164.33円まで下値を広げて前日安値164.09円に迫った。もっとも、ドル円の売りが一服したほか、ユーロドルが小幅高で推移したこともあり、その後は164.80円台まで切り返している。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.49円 - 156.28円
ユーロドル:1.0674ドル - 1.0728ドル
ユーロ円:164.33円 - 167.39円

(川畑)
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