欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、切り返し

 7日の欧州外国為替市場でドル円は切り返し。20時時点では154.47円と17時時点(154.11円)と比べて36銭程度のドル高水準だった。一部通信社が「植田日銀総裁が岸田首相と意見交換のために官邸入りをした」と報じたことに反応して153.90円台まで下押すも、売りの勢いが一服すると徐々に買い戻しが優勢に。その後、154.60円台まで上昇して本日高値に接近した。

 ユーロドルは様子見。20時時点では1.0769ドルと17時時点(1.0764ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。19時前に1.0755ドル付近まで下押すも、売りの勢いは続かず。その後は1.0770ドル前後まで値を戻すなど、方向感が定まらなかった。

 ユーロ円も切り返し。20時時点では166.36円と17時時点(165.88円)と比べて48銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下げに連れて17時過ぎに165.64円まで下落するも、一時的。その後はドル円の切り返しをながめて166.40円台まで値を戻すなど、ドル円に左右される展開となった。なお、欧州株は堅調な推移が続いている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.86円 - 154.65円
ユーロドル:1.0754ドル - 1.0777ドル 
ユーロ円:165.64円 - 166.48円

(川畑)
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