欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、戻り鈍い

 2日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。20時時点では155.09円と17時時点(155.50円)と比べて41銭程度のドル安水準だった。東京時間午後からの円買い戻しの流れが継続し、18時過ぎには155.02円付近まで下押し。その後も戻りは鈍かった。
 なお、日銀が公表した7日の当座預金増減要因の予想値は市場推計値と約3.26-3.66兆円ほど乖離しており、昨日実施された可能性が高い介入規模も同程度だったと推測されている。

 ユーロ円はさえない。20時時点では166.02円と17時時点(166.63円)と比べて61銭程度のユーロ安水準だった。政府・日銀による介入警戒感が続くなか、一時165.96円付近まで売りに押される場面も見られた。

 ユーロドルは小安い。20時時点では1.0704ドルと17時時点(1.0715ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。昨日高値の1.0733ドル手前で上値の重さを確認するとやや弱含む流れとなり、1.0696ドルまで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.25円 - 156.28円
ユーロドル:1.0696ドル - 1.0728ドル
ユーロ円:165.25円 - 167.39円

(岩間)
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