今日の株式見通し=堅調か 4月PPIは予想を上回るも米長期金利は低下
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は126ドル高の39558ドルで取引を終えた。4月の生産者物価指数(PPI)は予想を上回る伸びとなった。ただ、3月分は下方修正されており、米10年債利回りは発表直後に上昇したものの低下に転じた。インフレ長期化に対する過度な警戒が和らぎ、3指数はそろって終盤にかけて強含んだ。ナスダックは史上最高値を更新している。ドル円は足元156円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて280円高の38590円、ドル建てが300円高の38610円で取引を終えた。
注目の物価指標を受けて米国の長期金利が低下し、米国株にも強い動きが見られたことから、日本株にも買いが入ると予想する。PPIの内容自体は強かったため、米金利が低下しても為替はそれほど円高(ドル安)には触れていない。急速な円安進行は介入警戒を高めるが、急速な円高進行も日本株を買いづらくするため、ドル円が落ち着いていることはポジティブ。本日、米国では4月の消費者物価指数(CPI)や小売売上高の発表があり、これらも見定めたい状況ではある。ただ、米3指数の中で最も金利に敏感なナスダックがこのタイミングで高値を更新してきたことは、先高期待を高める。ギャップアップスタートから、場中は下げづらく上げやすい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38500円-38800円。
注目の物価指標を受けて米国の長期金利が低下し、米国株にも強い動きが見られたことから、日本株にも買いが入ると予想する。PPIの内容自体は強かったため、米金利が低下しても為替はそれほど円高(ドル安)には触れていない。急速な円安進行は介入警戒を高めるが、急速な円高進行も日本株を買いづらくするため、ドル円が落ち着いていることはポジティブ。本日、米国では4月の消費者物価指数(CPI)や小売売上高の発表があり、これらも見定めたい状況ではある。ただ、米3指数の中で最も金利に敏感なナスダックがこのタイミングで高値を更新してきたことは、先高期待を高める。ギャップアップスタートから、場中は下げづらく上げやすい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38500円-38800円。