欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、買い戻し一服

 16日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻し一服。20時時点では154.67円と17時時点(154.41円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。欧州派入り際からの買い戻しの流れが継続し、一時154.81円付近まで値を上げた。もっとも、本日高値の154.88円を前に一服すると、その後は次第に154.70円挟みのもみ合いとなった。

 ユーロドルは小動き。20時時点では1.0872ドルと17時時点(1.0874ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。1.0866ドルを底に動きが鈍くなっている。デコス・スペイン中銀総裁からは「中心シナリオは6月の利下げ」、センテノ・ポルトガル中銀総裁からは「利下げの道筋はまもなく決定される」などの発言が伝わったが、反応は薄い。

 ユーロ円は20時時点では168.16円と17時時点(167.91円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。168.30円手前までショートカバーが進んだ後は徐々にこう着するなど、ドル円につれた動き。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:153.60円-154.88円 
ユーロドル:1.0866ドル-1.0895ドル 
ユーロ円:167.33円-168.60円

(越後)
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