ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、弱含み

 22日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは弱含み。4時時点では1.0821ドルと2時時点(1.0842ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。1.0847ドル付近を戻りの高値に伸び悩み、FOMC議事要旨の公表後には日通し安値となる1.0818ドルまで下げ足を速めた。議事要旨では「数人の当局者は必要ならさらなる引き締めに意欲」などタカ派な意見がやや目立った。

 ドル円はじり高。4時時点では156.63円と2時時点(156.49円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。FOMC議事要旨(4月30日-5月1日分)を受けて米長期金利が若干ながらも上昇したことを眺め、ドル買いが強まった。21時前につけた156.61円を上抜けて、156.65円まで本日レンジの上限を広げた。

 ユーロ円は上値が重い。4時時点では169.49円と2時時点(169.67円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。FOMC議事要旨の公表後に米株が軟調に推移するとクロス円全般に弱含む展開となり、169.38円までユーロ安・円高に振れた。原油安も背景にカナダドル円が114.33円まで売られ、また豪ドル円も103.49円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.11円-156.65円
ユーロドル:1.0818ドル-1.0864ドル
ユーロ円:169.38円-169.93円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。