東京外国為替市場概況・10時 ドル円、底堅い

 23日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では156.80円とニューヨーク市場の終値(156.80円)とほぼ同水準だった。東京仲値の値決めにかけてはドル買いが強まり、10時過ぎには前日高値に並ぶ156.84円までじり高になり、底堅さを維持している。なお、この後すぐに行われる日本銀行による国債買い入れオペの通知に市場の注目が集まっている。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0825ドルとニューヨーク市場の終値(1.0823ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。1-3月期NZ小売売上高の結果を受けてNZドルが堅調な動きなことで、ユーロドルも底堅い動きを維持しているが、レンジは僅か7Pipsしかなく小動き。

 ユーロ円は小高い。10時時点では169.74円とニューヨーク市場の終値(169.71円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円に連れた動きとなり169.78円まで小幅に上値を広げた。本邦株式市場は神経質な動きを見せているが、クロス円は株価動向の反応は薄い。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.66円 - 156.84円
ユーロドル:1.0822ドル - 1.0829ドル
ユーロ円:169.58円 - 169.78円


(松井)
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