欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、小幅高

 23日の欧州外国為替市場でドル円は小幅高。22時時点では156.76円と20時時点(156.71円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが一時4.40%台まで低下したことで、156.53円まで下値を広げたものの、前週分の新規失業保険申請件数が21.5万件と予想 の22.0万件を下回ると156.76円前後まで反発した。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0852ドルと20時時点(1.0845ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ圏の労使交渉での1-3月期妥結賃金が前年同期比4.7%増と前四半期の4.5%増から加速し、インフレ懸念が意識される中で1.0854ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円は22時時点では170.12円と20時時点(169.95円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。ドル円やユーロドルの上昇につれて、一時170.13円まで上値を伸ばした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.53円 - 156.90円
ユーロドル:1.0812ドル - 1.0854ドル
ユーロ円:169.29円 - 170.13円

(山下)
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