東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下げ渋り

 28日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋る展開。15時時点では156.83円と12時時点(156.75円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.45%台で低迷し、新発10年債利回りが1.03%付近で高止まりしていることで、一時156.62円まで下値を広げた。売りが一服すると156.87円前後まで持ち直し、引き続き下値の堅い動きとなっている。
 10年クライメート・トランジション利付国債の入札は、最高落札利回りが1.040%となり、現物市場の新発10年債利回りを上回る弱めの結果となった。

 ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.0875ドルと12時時点(1.0876ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りの低下を受けて、一時1.0880ドルまで上値を伸ばしたが、値動きは限定的。

 ユーロ円は小幅高。15時時点では170.56円と12時時点(170.47円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが強含み、ドル円が下げ渋ったことで、170.60円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.62円 - 156.95円
ユーロドル:1.0855ドル - 1.0880ドル
ユーロ円:170.28円 - 170.60円

(山下)
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