今日の株式見通し-小動きか 米5月雇用統計は市場予想を上回る
東京市場は小動きか。先週末の米国株は下落。ダウ平均は87ドル安の38798ドルで取引を終えた。5月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回り、10年債利回りが大きく上昇。これが嫌気されて売りに押された。ただ、失業率が悪化したことから、ネガティブな影響は限られた。10年債利回りは4.4%台まで上昇しており、ドル円は足元156円80銭近辺と円安(ドル高)に振れている。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と変わらずの38650円で取引を終えた。
米雇用統計は早期の利下げに対する期待を後退させる結果となり、長期金利にも大きな動きが出たが、その割には米国株は値を保った。あすからFOMCが開催されることもあり、既に市場の関心はそちらに移っているものと思われる。ダウ平均はプラス圏とマイナス圏を行き来しており、日経平均もこの動きをなぞるような1日になると予想する。外需株や金融株などは、円安進行や米金利上昇が追い風になる。一方、米国ではゲームストップ株が1日で4割近い下落となっており、新興グロース株は敬遠されそうだ。日経平均の予想レンジは38500円-38850円。
米雇用統計は早期の利下げに対する期待を後退させる結果となり、長期金利にも大きな動きが出たが、その割には米国株は値を保った。あすからFOMCが開催されることもあり、既に市場の関心はそちらに移っているものと思われる。ダウ平均はプラス圏とマイナス圏を行き来しており、日経平均もこの動きをなぞるような1日になると予想する。外需株や金融株などは、円安進行や米金利上昇が追い風になる。一方、米国ではゲームストップ株が1日で4割近い下落となっており、新興グロース株は敬遠されそうだ。日経平均の予想レンジは38500円-38850円。