18日香港株=もみ合いか、中国景気の先行き懸念が重し

 18日の香港市場はもみ合う展開か。前日までに発表された5月の中国の金融統計や、鉱工業生産など主要経済指標、70都市の新築住宅価格が総じて弱い内容となり、中国景気の先行き懸念が引き続き重しとなりそうだ。米連邦準備理事会(FRB)高官が早期の利下げに慎重な見方を改めて示したことや、米長期金利の上昇も嫌気される可能性がある。もっとも、ハンセン指数は17日に終値ベースで4月30日以来、1カ月半超ぶりの安値を更新した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きが相場を支えるだろう。

 前日のNY市場でダウ平均は5営業日ぶりに反発し、188米ドル高で終えた。朝方は150米ドルあまり下げる場面もあったが、ハイテク株や消費関連株が買われて指数を押し上げた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は6営業日続伸し、連日で最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融株のHSBC(00005)、AIAグループ(01299)、大型ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)などが香港終値を上回った半面、自動車株のBYD(01211)、香港不動産関連の恒隆地産(00101)などが下回って引けた。
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