NY株見通し-5月小売売上高や要人発言に注目

 今晩は5月小売売上高や要人発言に注目。

 昨日は株式相場についての先週からの楽観的な見方が続く中、6月NY連銀製造業業況指数が予想を上回ったことで米国経済の底堅さも意識され主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均は188.94ドル高(+0.49%)と5営業日ぶりに反発し、S&P500も0.77%高と反発。ナスダック総合は0.95%高と6営業日続伸した。S&P500とナスダック総合はともに取引時間中と終値の史上最高値を更新した。

 今晩の取引では個人消費の動向を巡り、寄り前に発表される5月小売売上高に注目が集まる。市場予想は前月比+0.2%と前月分の0.0%から上昇が見込まれている。市場予想並みの強さとなれば消費の堅調が好感される一方、大きく悪化した場合は景気減速懸念が強まることに要警戒となる。このほか5月鉱工業生産が発表されるほか、クーグラー米連邦準備理事会(FRB)理事やコリンズ米ボストン連銀総裁などの講演も多数予定されており、要人発言にも要注目か。

 今晩の米経済指標・イベントは5月小売売上高、5月鉱工業生産、米20年債入札など。要人発言はクーグラーFRB理事、コリンズ米ボストン連銀総裁のほか、バーキン米リッチモンド連銀総裁、ローガン米ダラス連銀総裁、ムサレム米セントルイス連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:6月18日、14:00)
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