NY株見通し-5月CPI、FOMC結果公表、パウエルFRB議長会見に注目
今晩は5月CPIとFOMCに注目。昨日は翌日の重要イベントを控えた持ち高調整でダウ平均が120.62ドル安(-0.31%)と反落した一方、アップル株が大幅高となり、S&P500が0.27%高、ナスダック総合は0.88%高とともに2日続伸した。アップルは7.26%高となり半年ぶりに上場来高値を更新し、S&P500とナスダック総合はともに取引時間中と終値の史上最高値を更新した。
今晩の取引では寄り前に発表される5月消費者物価指数(CPI)と取引時間午後に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長記者会見に注目が集まる。5月CPIは前月比+0.1%と4月分の+0.3%から減速が見込まれ、前年比では+3.4%と4月分から横ばいが見込まれている。変動の大きい食品・エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%と4月分から横ばいが見込まれ、前年比では+3.5%と4月分の+3.6%から減速が見込まれている。FOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているが、利下げ見通しを巡りFOMCメンバーの金利見通し(ドットプロット)や、会合後のパウエルFRB議長の記者会見に注目が集まる。CMEのフェドウォッチ・ツールでは51%の確率で年内2回の利下げが予想されているが、CPIの上振れや、FOMCが利下げに消極的なタカ派的内容となれば、利下げ期待の後退し、失望感が強まることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントは5月CPI、FOMC結果公表、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長記者会見など。企業決算は引け後にブロードコムが発表予定。(執筆:6月12日、14:00)
今晩の取引では寄り前に発表される5月消費者物価指数(CPI)と取引時間午後に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長記者会見に注目が集まる。5月CPIは前月比+0.1%と4月分の+0.3%から減速が見込まれ、前年比では+3.4%と4月分から横ばいが見込まれている。変動の大きい食品・エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%と4月分から横ばいが見込まれ、前年比では+3.5%と4月分の+3.6%から減速が見込まれている。FOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているが、利下げ見通しを巡りFOMCメンバーの金利見通し(ドットプロット)や、会合後のパウエルFRB議長の記者会見に注目が集まる。CMEのフェドウォッチ・ツールでは51%の確率で年内2回の利下げが予想されているが、CPIの上振れや、FOMCが利下げに消極的なタカ派的内容となれば、利下げ期待の後退し、失望感が強まることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントは5月CPI、FOMC結果公表、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長記者会見など。企業決算は引け後にブロードコムが発表予定。(執筆:6月12日、14:00)