NY株見通し-軟調か FOMC結果とパウエルFRB議長会見に注目

 今晩は軟調か。昨日は引け後のマイクロソフト、アルファベットの決算発表や翌日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えて様子見姿勢が強まった。ダウ平均は133.86ドル高(+0.35%)と4日続伸し、前日に続いて取引時間中と終値の史上最高値を更新した一方、S&P500は0.06%安とわずかながら反落、ハイテク株主体のナスダック総合は0.76%安と反落した。引け後の動きではマイクロソフトが時間外で約1%安。2024年度第2四半期(10-12月)の売上高と調整後一株当たり利益(EPS)が市場予想を上回ったが、株価は売りが優勢。アルファベットも10-12月期の売上高と調整後EPSが市場予想を上回ったものの、グーグルの広告収入が予想を下回ったことで株価は時間外で約5%下落した。

 今晩の取引では前日の決算発表を受けたアルファベットやアドバンスト・マイクロ・デバイセズの下落が見込まれ、ハイテク株を中心に軟調な展開が予想されるが、利下げ開始時期の見通しを巡り取引時間午後に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)が焦点となりそうだ。FOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているが、公表される声明文や会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見での発言内容が焦点となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントはFOMC、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長会見のほか
1月ADP民間部門雇用者数など。企業決算は寄り前にボーイング、マスターカード、引け後にクアルコムなどが発表予定。(執筆:1月31日、14:00)
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