東京外国為替市場概況・15時 豪ドル、じり高

 18日午後の東京外国為替市場で豪ドルはじり高。オーストラリア準備銀行(RBA)は市場予想通りに政策金利を4.35%へ据え置くことを決定し、声明内容にもサプライズは見られず、豪ドルの反応は限られた。声明では、インフレが持続的に目標レンジに収まるには一定の時間が必要との見解を示し、インフレ・経済見通しの不確実性を強調した。金利発表直後に豪ドル/ドルは0.6601ドル、豪ドル円は104.02円までわずかに下押したが、ブロックRBA総裁が今回の会合で「利上げを議論」したことを明らかにすると、それぞれ0.6627ドル、104.61円まで切り返した。

 ドル円は小幅高。15時時点では157.84円と12時時点(157.65円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。午前につけた157.52円を安値に下げ渋り、午後は小動きながら157.86円まで上値を伸ばした。低下気味だった時間外の米10年債利回りが下げ幅を取り戻したのも下支えとなった。この後、昨日の高値157.96円を上抜けし先週末の日銀金融政策決定会合後につけた高値158.26円を目指す動きに持ち込めるかどうかに注目。

 ユーロドルはやや重い。15時時点では1.0723ドルと12時時点(1.0724ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円のドル買いも重しに1.0718ドルまでわずかに下押した。フランスの政局不安への過度な警戒感が和らぎ売りは一服するも、5日移動平均線(本日 1.0743ドル近辺)を下回った水準の1.07ドル前半で戻りが抑えられている。

 ユーロ円は底堅い。15時時点では169.25円と12時時点(169.07円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。168.97円を安値に下げ渋り、ドル円のじり高も支えに169円前半で下値の堅い動きとなった。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.52円 - 157.86円
ユーロドル:1.0718ドル - 1.0741ドル
ユーロ円:168.97円 - 169.39円


(金)
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