東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下押し

 18日の東京外国為替市場でドル円は下押し。12時時点では157.65円とニューヨーク市場の終値(157.74円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。時間外取引の米10年債利回りが一時4.26%前後へ低下する動きに合わせ、157.52円まで下落した。円先安観も根強く円高が一気に進む状態ではないがさえない動きだった。植田日銀総裁からは「足もとの円安や輸入物価動向には注視必要」との声も聞かれたが、「(国債買い入れ減額で)金融政策としての強いメッセージを出すのは控えたい」とトーンが弱めな言葉もあった。

 ユーロ円もさえない。12時時点では169.07円とニューヨーク市場の終値(169.31円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円高推移に連動。一時168.99円と、169円の節目をわずかながら割り込む場面もあった。

 ユーロドルは小安い。12時時点では1.0724ドルとニューヨーク市場の終値(1.0734ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。主体性のない動きで、ユーロ円の重さに影響されて1.0724ドルまで下値を探った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.52円 - 157.74円
ユーロドル:1.0724ドル - 1.0741ドル
ユーロ円:168.99円 - 169.39円

(関口)
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