ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、底堅い

 18日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは底堅い。24時時点では1.0738ドルと22時時点(1.0731ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。5月米小売売上高が予想を下回ったことをきっかけにユーロ買い・ドル売りが優勢になると、アジア時間の高値1.0741ドルを上抜けて一時1.0761ドルまで上値を伸ばした。フランスなどユーロ圏の政治や財政を巡る過度な懸念が和らいでいることもユーロの支援材料となった。
 なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は米メディアとのインタビューで「政策金利は徐々に低下していく」と述べたものの、利下げ開始時期については明言を避けた。

 ユーロ円はしっかり。24時時点では169.64円と22時時点(169.37円)と比べて27銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇につれた買いが優勢になると一時169.91円と日通し高値を更新した。欧州株相場の上昇を背景に投資家のリスク回避姿勢が後退したことも円売り・ユーロ買いを誘った。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時200.85円、豪ドル円は105.10円、NZドル円は96.94円、カナダドル円は115.19円、スイスフラン円は178.74円、南アフリカランド円は8.74円まで値を上げた。

 ドル円は下値が堅い。24時時点では157.97円と22時時点(157.83円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。21時30分過ぎに一時157.63円付近まで下押ししたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。ユーロ円などクロス円の上昇につれた買いが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.52円 - 158.23円
ユーロドル:1.0710ドル - 1.0761ドル
ユーロ円:168.97円 - 169.91円


(中村)
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