ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、頭重い

 14日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは頭が重い。24時時点では1.0687ドルと22時時点(1.0690ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。欧州の政局不安などを背景にユーロ売り・ドル買いが優勢になると、23時前に一時1.0668ドルと5月1日以来の安値を更新した。欧州株相場の下落を背景にリスク・オフのユーロ売り・ドル買いも出た。
 欧州を代表する株価指数のひとつユーロ・ストックス50指数は一時2.2%超下落した。

 ドル円はじり高。24時時点では157.37円と22時時点(157.24円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。対ユーロなどでドル高が進んだ影響を受けて一時157.49円付近まで値を上げた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時105.81まで上昇した。
 なお、6月米ミシガン大学消費者態度指数速報値は予想を下回ったものの、同時に発表された消費者の期待インフレ率が予想を上回ったため、相場の反応は限られた。

 ユーロ円は小高い。24時時点では168.18円と22時時点(168.09円)と比べて9銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた買いが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.86円 - 158.26円
ユーロドル:1.0668ドル - 1.0745ドル
ユーロ円:167.53円 - 169.80円


(中村)
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