NY株見通し-底堅い展開か 経済指標は6月消費者信頼感指数など

 今晩は底堅い展開か。昨日はエヌビディアが大幅続落し、S&P500とナスダック総合がともに3日続落した一方、金融やエネルギー株が上昇しダウ平均が5日続伸した。エヌビディアは先週4.03%安と9週ぶりに反落し、昨日の週明けの取引でも6.68%高と大幅に3日続落。6月20日の上場来高値からの下落率は16.09%となった。

 今週は先行きの利下げ見通しを巡り、金曜日に発表される米5月個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まるが、昨日の取引では出遅れ感が強いエネルギーや金融株に資金が向かった。今晩の取引でも出遅れ株物色の継続が期待され、底堅い展開か。また、高値から16%超下落したエヌビディアに押し目買いの動きも期待され、3日続落となったS&P500とナスダック総合の反発も期待できそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは、5月シカゴ連銀全米活動指数、4月月次住宅価格、6月消費者信頼感指数など。このほか、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事、クックFRB理事の講演も予定されている。企業決算は寄り前にカーニバル、引け後にフェデックスなどが発表予定。(執筆:6月25日、14:00)
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