東京外国為替市場概況・10時　ドル円　底堅い

　26日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では159.72円とニューヨーク市場の終値（159.70円）と比べて2銭程度のドル高水準だった。159.62円を安値に昨日の高値となる159.76円まで切り返し159.70円近辺で小動き。押し目では買い意欲が強く下値の堅さが示されている一方、節目の160円での日本当局の円買い介入警戒感も強く、上値が抑えられていることもあり、足もとでの方向感は限定的。

　ユーロ円は下げ渋る。10時時点では171.08円とニューヨーク市場の終値（171.10円）と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。170.95円まで下押したが、日経平均の堅調な動きも支えにNY終値付近まで持ち直した。24日は171.45円、昨日は171.40円を頭に上値が抑えられ、4月29日に記録した過去最高値171.56円を前に伸び悩んでいる。

　ユーロドルは10時時点では1.0711ドルとニューヨーク市場の終値（1.0714ドル）と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。1.0710ドル前後でもみ合い。最近のユーロドルは1.07ドル割れでは買い戻しも入り一定の底堅さを示す一方で、1.07ドル前半を中心に戻りの鈍い動きが続いている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：159.62円　-　159.76円
ユーロドル：1.0706ドル　-　1.0715ドル
ユーロ円：170.95円　-　171.11円

（金）