東京外国為替市場概況・17時 ドル円、もみ合い

 25日午後の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。17時時点では159.48円と15時時点(159.45円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。対ユーロを中心にややドル買いが優勢となるとドル円も159.55円近辺まで買われる場面があった。一方で鈴木財務相の円安懸念発言が伝わると159.37円前後まで下押しした。しかし、上下ともに更に値幅を広げるには材料不足で、159円半ばでのもみ合いから抜け出せずにいる。

 ユーロドルは小緩む。17時時点では1.0726ドルと15時時点(1.0741ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。独仏株が反落して始まったことや、ユーロドルが昨日高値を超えることに失敗したことで1.0721ドルまで小幅に弱含んだ。

 ユーロ円は上値が抑えられる。17時時点では171.07円と15時時点(171.27円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。軟調な欧州株の動きがユーロ円の上値を抑える中で、鈴木財務相の発言が伝わると170.94円前後まで売られ、日通し安値の170.89円に接近する場面もあった。
 なお、クロス円はまちまちな動きで、ユーロ豪ドルが売られたことで、豪ドル円は2007年以来となる106.40円まで一時上値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:159.19円 - 159.71円
ユーロドル:1.0721ドル - 1.0744ドル
ユーロ円:170.89円 - 171.40円

(松井)
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