東京外国為替市場概況・12時 豪ドル、急上昇

 26日の東京外国為替市場で豪ドルは急上昇。5月豪消費者物価指数(CPI)が前年比+4.0%と前月や予想を上回り、豪準備銀行(RBA)のインフレ懸念を裏付ける内容に。RBA利上げへの警戒感で豪ドルは買いで反応した。豪ドル/ドルは一時0.6679ドル、豪ドル円は昨日高値106.40円を上回り2007年以来の高値を106.77円まで更新した。

 ユーロ円は円安推移。12時時点では171.18円とニューヨーク市場の終値(171.10円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。他のクロス円も、豪ドル円の円売りへの連動や、日経平均株価の堅調などを後押しに上振れ。ユーロ円は171.34円、ポンド円は年初来高値202.88円、NZドル円も一時97.89円まで他通貨買い・円売りが進んだ。ただ、豪ドル円に連れて一気に円売りが進んだ面もあり、反動が入って各通貨とも値幅を縮小した。

 ドル円は上昇。12時時点では159.84円とニューヨーク市場の終値(159.70円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。クロス円とともに円売りが進み、159.90円まで上昇。24日につけた4月29日以来の高値159.92円に迫った。時間外取引の米10年債利回りが4.26%台へ上昇したことも支えとなった。

 ユーロドルは12時時点では1.0710ドルとニューヨーク市場の終値(1.0714ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の上振れもあって1.0718ドルまで小幅に上値を広げたものの勢いはなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:159.62円 - 159.90円
ユーロドル:1.0706ドル - 1.0718ドル
ユーロ円:170.95円 - 171.34円

(関口)
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