NY株見通し-もみ合いか 経済指標は5月新築住宅販売件数など

 今晩はもみ合いか。昨日は前日と逆の展開となり、エヌビディアやその他のハイテク株が反発し、金融や資本財などのバリュー株が反落した。ダウ平均は299.05ドル安(-0.76%)と6日ぶりに反落した一方、S&P500が0.39%高、ナスダック総合が1.26%高とともに4日ぶりに反発した。前日までの3日間で12.89%下落したエヌビディアも6.76%高と4日ぶりに大幅反発した。引け後の動きでは好決算を発表したフェデックスが時間外で13.89%高と急伸し、フォルクスワーゲンが50億ドルを投資すると報じられたリビアン・オートモーティブは時間外で49.92%高と急騰した。

 今晩はもみ合いか。エヌビディアが4日ぶりに大幅反発したことでセンチメントが改善し、AI株を中心に底堅い展開が予想されるほか、フェデックスやリビアンの大幅高が見込まれることも追い風となることが期待される。ただ、週後半は米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する週末金曜日発表の5月個人消費支出(PCE)価格指数が最大の焦点で、PCE価格指数の発表を控えた様子見姿勢も強まりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは、5月新築住宅販売件数 、5月建設許可件数改定値などなど。企業決算は寄り前にペイチェックス、ゼネラル・ミルズ、引け後にマイクロン・テクノロジーなどが発表予定。(執筆:6月26日、14:00)
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