欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、底堅い

 26日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。22時時点では160.35円と20時時点(160.30円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。20時過ぎに1986年12月以来の高値となる160.39円まで上昇した後、いったんは160.21円付近まで下押す場面もあったが、持ち高調整売りの動きは限られた。米10年債利回りが4.28%台まで上昇幅を拡大したことも相場の支えとなり、その後も高値圏で推移。22時過ぎには160.41円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは戻りが鈍い。22時時点では1.0677ドルと20時時点(1.0685ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。対円などでドル高が進んだ流れに沿った。21時前には1.0695ドル付近まで買い戻しが入ったものの、戻りの鈍さを確認すると1.0677ドルまで本日安値を更新した。
 なお、カザークス・ラトビア中銀総裁は「金融緩和を急ぐ必要はない」「利下げは一歩ずつ進めてゆく」などの見解を示した。

 ユーロ円は22時時点では171.20円と20時時点(171.27円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。21時過ぎに171.49円まで値を上げたが、買い一巡後はユーロドルが下落した影響から171.10円台まで失速した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:159.62円 - 160.41円
ユーロドル:1.0677ドル - 1.0718ドル
ユーロ円:170.85円 - 171.49円

(岩間)
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