欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、伸び悩み

 21日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩み。22時時点では158.92円と20時時点(159.01円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。この後発表される6月米製造業PMI速報値などを控えて、158円台後半で上下した。なお、米10年債利回りは4.22%台で戻りが鈍い。

 ユーロドルは下げ渋り。22時時点では1.0695ドルと20時時点(1.0681ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。ロンドン序盤には、低調なユーロ圏・独・仏製造業PMI速報値を受けて1.0671ドルまで下値を広げた。しかしながら1.06ドル台半ばには断続的に買いオーダーが控えていたことで、1.06ドル後半でじり高となった。

 ユーロ円は底堅い。22時時点では169.96円と20時時点(169.84円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。169円後半で支えられ、22時過ぎには170.07円前後まで買い戻された。

 加ドル円は116円付近で伸び悩み。4月カナダ小売売上高は前月比+0.7%と予想通り、自動車を除くが前月比+1.8%と予想を上回ったものの、3月分が下方修正された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:158.67円 - 159.13円
ユーロドル:1.0671ドル - 1.0721ドル
ユーロ円:169.33円 - 170.45円



(山下)
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