ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、買い戻し

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買い戻された。4時時点では142.28円と2時時点(142.04円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。米長期金利の低下一服や米株の堅調さなどが支えとなり、下値を切り上げる展開となった。ラトニック米商務長官の発言「承認待ちの貿易ディールがある」にも後押しされて、142.38円付近まで持ち直した。

 ユーロドルは弱含み。4時時点では1.1382ドルと2時時点(1.1403ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。1.14ドル前半の重さを再確認し、売り戻しが優勢となった。ドル円の持ち直しにも歩調を合わせ、1.1370ドル台まで上値を切り下げた。
 なお、トランプ米大統領は「国民の税負担を減らすつもりだ」と減税について言及している。

 ユーロ円は安値圏でもみ合い。4時時点では161.93円と2時時点(161.96円)と比べて3銭程度のユーロ安水準。2時過ぎに161.89円まで下値を広げたところで売りは一服するも、162円台では頭を抑えられた。米株の強さに対する反応は鈍かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.97円 - 142.76円
ユーロドル:1.1370ドル - 1.1422ドル
ユーロ円:161.89円 - 162.55円


(小針)
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