ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では142.36円と22時時点(142.30円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。3月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数や4月米消費者信頼感指数が予想を下回ると円買い・ドル売りが先行。23時過ぎに一時142.01円付近まで値を下げた。ただ、オセアニア時間に付けた日通し安値142.00円や前日の安値141.99円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。

 ユーロ円は軟調。24時時点では162.04円と22時時点(162.35円)と比べて31銭程度のユーロ安水準。豪ドル円などオセアニアのクロス円が下落するとユーロ円にも売りが波及。24時前に一時161.95円と日通し安値を更新した。
 なお、ポンド円は一時190.43円、豪ドル円は90.59円、NZドル円は84.21円、カナダドル円は102.51円まで値を下げた。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.1383ドルと22時時点(1.1410ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。低調な米経済指標をきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.1417ドル付近まで値を上げたものの、オセアニア時間に付けた日通し高値1.1422ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.00円 - 142.76円
ユーロドル:1.1370ドル - 1.1422ドル
ユーロ円:161.95円 - 162.55円


(中村)
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